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ポケモンGOは長く愛される「本物のコミュニティ」を築けるか

2016年7月28日(木)08時24分
ReadWrite[日本版]編集部


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 私がテキサスに到着した時、外気温は35℃あり、太陽は地平線に沈みつつあった。蒸し暑い中、多くの人がスマートフォン画面に釘付けになっていた。上のイメージはオースティンのサウスパーク・メドウショッピングセンターで、ここの中心が集まり場となっている。普段ここは火曜や水曜の晩は人気がないのだが、それももう過去の話だ。

 火曜日では少なくとも100人が、切りだされた岩や人工芝の上に座ってゲームを遊んでおり、水曜日にはその数は2倍程度になっているように見えた。一度忘れ去られたように思われた「ポケモン」は、大ヒットとなったのである。

ポケモンGOがプレイヤーに及ぼす"いい影響"とは


 ポケモンGOは、企業だけでなくプレイヤーにとってもいいものだ。プレイヤーには外を出歩くことを促すだけではなく、実際にそうする必要に迫られる。ポケモンを捕まえるためには靴を履いて外を出歩く必要があるのだ。また、プレイ中に一定の距離を歩かないと孵化しないタマゴもあり、マルチプレイヤーで楽しむためには実際にポケモンGOジムに出向く必要がある。

 自分の経験からして、店の前や待合場所、あるいは郵便局に並んでいる見知らぬ人たちに歩み寄る際、ポケモンGOはアイスブレイクの手助けをする最適のツールなのだ。プレイヤー同士はお互いのことを知っているかのように挨拶しあう。「ポケモンGOをやっているのかい? じゃあ、君も仲間だ」

 この体験は文化的・世代的な垣根を超えるものでもある。私自身、知らない人たちに混じって20分ほどプレイしたが、我々はお互いにゲームについて語り、ヒントを交換し合い、レアなポケモンを捕まえた時はお互いに喜び合った。

 人だかりの中で携帯ゲームをやっているというよりは、友達とパーティに行っているような感覚を覚えた。我々は楽しむためにその場にいたのだ。

 フィットネスの観点から言うと、この2日間でこれまでにないくらい歩いた。いい運動になったが、周りのプレイヤーたちも同じように、「今日でもう5マイル歩いたけど、まだこれからが始まりだ」と笑いながら言っていた。

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