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国交省がスズキ本社に燃費データ不正で立ち入り検査

2016年6月3日(金)18時45分

6月3日、国土交通省は、スズキが自動車の燃費データを不正に測定していた問題で、同社本社に道路運送車両法に基づく立ち入り検査を開始した。都内で昨年11月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

 国土交通省は3日、スズキ<7269.T>が自動車の燃費データを不正に測定していた問題で、同社本社(浜松市)に道路運送車両法に基づく立ち入り検査を開始した。期間は未定。同省では立ち入り検査で関係者への聞き取りなどを行って実態を確認し、同社の処分を決める。

 スズキは5月31日に同省に社内調査の結果を再報告し、その中で、法令の規定とは異なる方法で燃費試験データを測定していたことを認めた。ただ、同報告では燃費を不正に操作する意図はなかったとしている。

 国交省は同社に対して、1)不正行為の全容解明、2)責任の明確化、3)再発防止策の策定──を求めていた。全容解明については、31日の報告で「一定の説明が示された」とする一方、「不正行為については速やかに把握し厳正に対処したい」(自動車局幹部)としていた。

[東京 3日 ロイター]


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