ドイツ議会がアルメニア人「虐殺」を認定、の意味
2016年6月3日(金)17時30分
「トルコ外交が困難に立ち向かっているこの時期、ドイツはトルコの言い分を理解し支援してくれそうな唯一の国だった」と、アルリザは言う。「両国関係に影響するのは間違いない。問題は、大使の召還以上に何が起きるかだ」
ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、国内に約350万人いるトルコ系住民の反応が気にかかる、アルメニア人虐殺認定の日、メルケルは国民にこう語りかけた。「トルコ系の人々に言いたい。あなた方は歓迎されているだけでなく、この国の一員だ」
エルドアンも、ドイツと完全に断交する気はないだろう。「問題は、これまで忠実にトルコを支持してきたドイツが難しい立場に陥ったとき、両国関係はどうなるのかということだ」と、アルリザは言う。先行きを見守ろう。
From Foreign Policy Magazine
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