謎の「当局者」発言で、中国株式相場が急落
2016年5月12日(木)19時08分
上海の同済大学で金融学の教授を務めるShi Jianxun氏は、自身のミニブログで「インタビューが報じられてから株価は100ポイント近く下がり、投資家は大きく痛手を被った。この当局者はどのような責任を負うべきなのか」と投稿した。
2015年5月には人民日報は「上げ相場でもリスクを忘れてはならない」と題する署名入りの社説を掲載し、1日で株価が4%下落した。
最も批判されたのは、長期的な上げ相場は始まったばかりだとの見方を示した15年4月の記事だろう。アナリストらが既に相場の過熱を指摘していたにもかかわらず、記事を受けて個人投資家は資金をつぎ込んだ。相場は2カ月後に急落した。
[上海 11日 ロイター]
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