中国自動車メーカー大手の上海汽車、インド市場進出に本腰
上海汽車と長城汽車の広報はコメントを拒否している。
中国第4位の自動車メーカー、重慶長安汽車<000625.SZ>は1月、インドへの進出計画を手助けしてくれる現地アドバイザー探しに着手した。同社がコンサルタントに宛てた電子メールをロイターが入手した。
品質イメージ
トヨタ自動車<7203.T>やフォルクスワーゲンなどの世界的自動車メーカーは、インド市場での販売拡大に苦慮している。価格帯5000─7000ドルで機能豊富なコンパクトカーという、需要の多い分野で品ぞろえを欠いているのが一因だ。
インド市場においては幅広いサービス網の確保と、維持費を低く抑えることも不可欠となってくる。
コンサルタント会社JATOダイナミクスのインド責任者、アミット・カウシク氏は「中国の自動車メーカーが品質イメージを克服することができれば、コスト面では大いに優位に立てる」と述べた。
(Aditi Shah、Jake Spring記者)
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