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中国工業情報化省「粗鋼生産能力、2020年までに2億トン削減が必要」

2月の国務院発表の削減案よりもさらに踏み込んだ内容に

2016年4月11日(月)20時49分

4月9日、中国工業情報化省原材料工業局の駱鉄軍・副局長は、同国政府が今後5年間で製鋼所の閉鎖を進め、粗鋼生産能力を2020年までに11億3000万トンに縮小する方針であることを明らかにした。写真は中国の製鉄所、2015年3月撮影(2016年 ロイター/China Daily)

 中国工業情報化省(MIIT)原材料工業局の駱鉄軍・副局長は9日、同国政府が今後5年間で製鋼所の閉鎖を進め、粗鋼生産能力を2020年までに11億3000万トンに縮小する方針であることを明らかにした。

 国内での大幅な供給過剰を解消するためだという。

 国務院は2月、生産能力を今後5年間で1億─1億5000万トン削減すると発表していた。しかし副局長は記者会見で、過剰供給を大幅に改善するには、さらに大規模な減産が必要だと述べた。

 副局長によると、今後5年間、国内粗鋼消費は6億3000万―7億トンとなる見通しであり、輸出が1億トン程度にとどまった場合、生産量は8億トン前後で横ばいになる見込み。そうなった場合、「許容可能な状態にするためには、2億トンを削減する必要がある」という。

 

[北京 9日 ロイター]


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