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領土問題「中国が南シナ海で新たな埋め立てを準備か」米海軍制服組トップ
スカボロー礁周辺で中国水上艦が調査活動の動き
2016年3月18日(金)18時44分
3月17日、米海軍制服組トップのジョン・リチャードソン作戦部長は、中国がフィリピンと領有権を争う南シナ海のスカボロー礁周辺で活動しているのが確認され、新たな岩礁埋め立てに向けた動きの可能性があると指摘した。昨年10月東京で撮影(2016年 ロイター/Yoshikazu Tsuno)
米海軍制服組トップのジョン・リチャードソン作戦部長は17日、中国がフィリピンと領有権を争う南シナ海のスカボロー礁周辺で活動しているのが確認され、新たな岩礁埋め立てに向けた動きの可能性があると指摘した。ロイターに明かした。
フィリピン政府は南シナ海をめぐり、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に中国との紛争の仲裁手続きを申請しており、数週間のうちに司法判断が下される見通しだが、リチャードソン氏は、これをきっかけに中国が2013年に東シナ海で行ったように防空識別圏を設定する可能性があるとの懸念を表明。
米国はそうした動きへの対応を検討していると語った。
リチャードソン氏は、スカボロー礁周辺で「水上艦による調査活動などの動きが見られる」とし、次の埋め立て区域になる可能性があると指摘した。
[ワシントン 17日 ロイター]
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