北朝鮮、水爆実験に成功と発表、「今後も核開発続ける」と表明
一方、米ホワイトハウスは5日遅く、北朝鮮が発表した水爆実験の成功について、事実関係を確認できないが、引き続き状況を見守ると表明。
ホワイトハウスのプライス国家安全保障会議(NSC)報道官は「現時点でそうした主張は確認できないが、いかなる国連安保理決議違反も非難する。北朝鮮に対してあらためて国際義務とコミットメントの履行を求める」との声明を発表した。
同報道官は「地域の同盟国の保護・防衛」を継続するとして「北朝鮮のいかなる挑発行為にも適切に対応する」と述べた。
国連安保理は会合開催へ
複数の外交関係者が匿名で語ったところによると、国連安保理は北朝鮮の核実験をめぐり、6日に会合の開催を予定している。会合は6日1600GMT(日本時間7日午前1時)に開催され、非公開となる見通し。会合の開催は米国と日本が共同で要請したという。
4度目の核実験を実施したとの北朝鮮の発表を受け、安保理がどのような措置を取るのかは現時点では明らかでない。北朝鮮は2006年に初の核実験を行って以降、安保理の制裁下にある。
北京訪問中のハモンド英外相は6日、英国と中国は北朝鮮による小型化された水爆実験に強く反対するとともに、6カ国協議の再開を支持すると表明。さらに、英中両国は北朝鮮半島の安定化と北朝鮮への制裁強化という点で見解が一致していると語った。