ロシアがシリアで空爆を別途開始したことで、第2次大戦後初めて、ロシアとNATO加盟国の爆撃機が同じ空域内で軍事作戦を遂行するという事態を招いている。双方ともトルコ国境近くに位置する武装勢力を標的としている。
ロシアによるシリアへの軍事的関与は、先月に発生した乗員乗客224人全員の命を奪ったロシア旅客機墜落事件など、ロシアに犠牲をもたらしている。しかし、シリアでの軍事作戦について、ロシア世論が反対する兆候はなく、クレムリンはこの作戦を継続するとしている。
[アンカラ/モスクワ 24日 ロイター]
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