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外交訪米中の朴大統領、11月初めにソウルで日中韓首脳会談を開催と発表
就任以来実現していない日韓首脳会談の可能性にも言及するが──
10月15日、訪米中の韓国の朴槿恵大統領は、2週間後にソウルで日中韓首脳会談を開くと明らかにした。ワシントンの国防総省で撮影(2015年 ロイター/CARLOS BARRIA)
訪米中の韓国の朴槿恵大統領は15日、11月初めにソウルで日中韓首脳会談を開くと明らかにした。3カ国の首脳会談は3年半ぶり。ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で語った。
朴大統領は3カ国首脳会談について「日韓関係の改善、北東アジアの平和と安定に向けた重要な機会になる」と説明。「(日韓)関係を阻害するような障害を取り除く会談になってほしい」と述べた。
安倍晋三首相との日韓首脳会談開催の可能性についても言及。「(日韓首脳)会談を意義深いものにするには、両国が未来志向の関係を作っていくことが必要になってくる」としたうえで、「従軍慰安婦問題の進展があれば会談が意味あるものになるだろう」との見方を示した。
両首脳は歴史認識問題などの影響で、就任以来一度も首脳会談を行っていない。聯合ニュースは、日韓首脳会談の実現にはさらに詰めの作業が必要だとの韓国政府関係者の話を伝えていた。
朴大統領は16日にワシントンでオバマ米大統領と会談する。