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ギリシャ財政危機のアテネでまた爆弾テロ
2010年7月7日(水)16時23分
ギリシャの首都アテネで6月24日、ミハリス・フリソフォイディス公安相宛ての小包が公安省で爆発。小包を開けた警察官1人が死亡した。爆発時にフリソフォイディスがいたのは、現場からわずか数誡の執務室だった。
ギリシャでは近年、スペインやイタリアと同様、無政府主義や反政府を叫ぶ都市ゲリラ組織によるテロが続発している。昨年ギリシャで財政危機が起きると、過激派の活動が活発化。在ギリシャ米大使館からテレビ局、警察署まで多くの場所が標的にされてきた。公安省でテロが起きる前には、頻繁に起きる反政府デモの取り締まりに当局者が躍起になっていた。
ギリシャのメディアは今回のテロ犠牲者の葬儀の様子を大きく報道したが、国民は事件を冷静に受け止めたようだ。都市テロに対するギリシャ人の態度は、無関心からひそかな支持までさまざまだ。
(GlobalPost.com特約)
[2010年7月14日号掲載]
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