ひょっとすると、アハマディネジャドを大統領と認めていない一般国民は武装警察と投獄の脅しに屈したのかもしれない。だがそうでないとすれば、デモが今では極悪非道な外国勢力の手で操られていると信じているのかもしれない。
イランの人々は、世界の他の人々と同じく自分たちの票をきちんと数えてほしかっただけだ。その大半は、体制崩壊など望んでいなかった。ムサビカラーを身につけた「緑の波」運動も、当初とは意味が変質してしまった。そしてそれゆえに、政府にとっても以前ほどの脅威ではなくなった。改革派にできることは、もっと地味に戦いを続ける方法を模索することだけだ。