最新記事

英王室

カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑い泣き」への批判も

2024年10月28日(月)19時55分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
カミラ王妃

Ian Vogler/Pool via REUTERS

<サモアを訪問した国王夫妻。当初、笑い泣きをするとは主催者に対して失礼であるという報道もあった。何が起きていたのか?>

10日間にわたるオーストラリアとサモアへの公式訪問を終えたチャールズ国王とカミラ王妃だが、カミラ王妃がサモアのシウム村で突然泣き出したことが話題になっている。

【関連写真】突然泣き出したカミラ王妃 を見る


 

式典中に感情を抑えきれず、カミラ王妃は扇子で顔を隠す場面も。当初、笑い泣きをするとは、主催者に対して失礼であるという報道もあったが、いったい何が起きていたのか? その時、チャールズ国王は次のように語っていた。

「私はこれからもこの地域を愛し、また戻り、皆さんに会えるまで生き延びたいと願っています。ここで過ごした特別な思い出を持ち帰ることをお約束します。素晴らしい贈り物をありがとうございました」

チャールズ国王は2月にがんが公表され、いまも治療を継続していることから、遠方への海外公務はもう難しいのではないかと言われていた。しかし、それを乗り越えての訪問だったことに加え、生き延びて、また訪問したいと述べた国王の言葉にカミラ王妃が心動かされた背景があったのだ。

チャールズ国王は9年生(中学3年生)の時にメルボルン郊外にあるジーロング・グラマー・スクールで寮生活を送ったこともあり、オーストラリアには格別の思い入れがある。そして即位以降、初めてコモンウェルス(イギリス連邦)の国家元首としての訪問だった。

しかし今回、連邦議会での演説後に「あなたは私の王ではない、あなたは私たちの王ではない!」とアボリジニにルーツのあるリディア・ソープ議員に罵倒されるなど、必ずしも順風満帆な海外訪問とはなっていなかった。


社会的価値創造
「子どもの体験格差」解消を目指して──SMBCグループが推進する、従来の金融ビジネスに留まらない取り組み「シャカカチ」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、FDA長官に外科医マカリー氏指名 過剰

ワールド

トランプ氏、安保副補佐官に元北朝鮮担当ウォン氏を起

ワールド

トランプ氏、ウクライナ戦争終結へ特使検討、グレネル

ビジネス

米財務長官にベッセント氏、不透明感払拭で国債回復に
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 4

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 1

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 2

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 3

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 4

    キャサリン妃が「涙ぐむ姿」が話題に...今年初めて「…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…

  • 2

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 3

    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…

  • 4

    キャサリン妃が「大胆な質問」に爆笑する姿が話題に.…

  • 5

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:超解説 トランプ2.0

特集:超解説 トランプ2.0

2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること