最新記事

英王室

大叔母「麗人・アン王女」を彷彿とさせる、シャーロット王女の風格

2023年12月12日(火)10時20分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
シャーロット王女

2023年6月17日、ウェストミンスター寺院からバッキンガム宮殿に向かうシャーロット王女 Pete Hancock-shutterstock

<公開されたばかりのウィリアム皇太子一家のクリスマスカード写真に対して辛辣なコメントも...。しかし誰もが納得するのはシャーロット王女の風格であった>

ケンジントン宮殿は、ウィリアム皇太子一家のクリスマスカードを公開した。

一家は全員白シャツにパンツ姿。ジョージ王子が「ポロ ラルフ ローレン」のシャツに黒いパンツを合わせて小粋な雰囲気に対し、シャーロット王女はジーンズにキャンバス地スニーカーとかなりラフなスタイルで撮影にのぞむなど、仲良し一家の様子がうかがえる。


しかし、一家とケンジントン宮殿の意図とは別に辛辣なコメントもSNSや各メディアで散見される結果に。

約12万人のフォロワーを持つ元NBCユニバーサルのマイク・シントンが「ショッピングモールのフォトスタジオで撮影された写真みたいだ」とX(旧ツイッター)に投稿。2000以上の「いいね!」がついて拡散した。

【画像】マイク・シントンの「ショッピングモール写真」のコメント を見る

また、英「ガーディアン」紙のコラムニストのゾーイ・ウィリアムも「ヘンリー王子とメーガン妃が2年前にお揃いのデニムを履いていたが、2人のほうが雰囲気も身のこなしももっとリラックスしていた」などとコメントしている。

キャサリン妃が業界人風で少しわざとらしく見えるなど、その意図とは異なる受け取られ方をされた今回の家族写真だが、一番的確な指摘は英「タイムズ」紙のカレン・デイカー記者による次のコメントであろう。

「この写真を支配しているのは、中央の椅子に座るシャーロット王女だ。黒のスキニージーンズとスモックスタイルのシャツにキャンバス地のスニーカーを合わせ、髪は母をしのぐブロースタイル。先に生まれていれば、『エースのクイーン』であったであろう」

今年5月の戴冠式でアン王女が軍服姿で騎馬隊を率いて兄であるチャールズ国王に仕えた姿は話題になったが、アン王女は「プリンセス・ロイヤル」という君主の長女にだけ与えられる終身名誉称号を保持している。

【動画】戴冠式のパレードで軍服姿で騎馬隊を率いた「麗人」アン王女 を見る

シャーロット王女もその称号を将来、父から賜るとみられているが、すでに兄ジョージ王子に助言する姿が何度もキャッチされるなど、アン王女の「後継者」としての期待が高まっている。

【動画】兄ジョージ王子にお辞儀するようにアドバイスするシャーロット王女 を見る

展覧会
京都国立博物館 特別展「日本、美のるつぼ」 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

全米鉄鋼労組、日鉄のUSスチール買収に断固反対 財

ビジネス

FRBの独立性、経済成果に「不可欠」=ミネアポリス

ビジネス

米中の現状、持続可能でない 貿易交渉の「長期戦」想

ワールド

プーチン氏、現在の前線でウクライナ侵攻停止を提案=
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 3

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    食肉市場に出回るペット 出荷前には無理やり泥水を…

  • 1

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 2

    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 1

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:独占取材 カンボジア国際詐欺

特集:独占取材 カンボジア国際詐欺

2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影