「好き」で仕事をする秘訣は? 現役ショップオーナーがトーク。
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地域で「好き」を仕事にしているビジネスのブランディングサポートなども展開してる阿座上さんは、「好き」をビジネスにする時に大切な「1. 好きを分解して、好きの中で強みになることを探す / 2. 苦手をリリースする / 3. 自分が頑張れる目標を作る」という3つのポイントを紹介。
「『好き』を分解してみると、その中でも自分の得意なことと苦手なことがある。得意なことを伸ばし、苦手なことは得意な人を探したり、アウトソーシングしたりして抱えすぎないことが大切。また、頑張りすぎると疲れてしまうので、『ここまで頑張ったら一休みしよう』という目標や頑張れるポイントを作ること。そうすることで持続的なビジネスに繋がっていく」と解説した。
街で頑張る女性ショップオーナーたちのリアルな悩みとは?
続くパネルディスカッションでは、RISE with SHOP SMALLの支援プログラムを受賞した3人のショップオーナーが登壇。ショップオーナーの先輩である大河内さん、事業の伴走者でもある阿座上さんに、「好き」を仕事にして地域でショップオーナーを続けていく上での悩みや疑問をぶつけた。
埼玉県日高市で企業向けの配達専門弁当店「お弁当や福すけ」を展開する樋口麻子さんは、現在、高齢者が多い地域での移動販売に挑戦中。ところが、努力と売り上げが見合わず、どう続けていけばいいのか悩んでいるといい、「必要としている人に届けたいけれど割に合わない。そんな困難の乗り越え方を教えてほしい」と問いかけた。
樋口さんのお悩みに対し、「楽しみに待ってくれている人がいる、と思う気持ちがモチベーションになる。自分が思った通りの流れに乗れない時はすごく苦しいけれど、乗り越えれば、きっと街のみなさんが心待ちにするお弁当を届けられる日が来るはず」と大河内さん。阿座上さんからは、「一つの場所にとらわれ過ぎず、似たニーズがあるほかの場所を回ることで採算を取る方法を探ってみる方法や、行政と協力して事業を進める方法がある」というアドバイスがあった。