自分は「バックアップ」──カミラ夫人の将来の役割と称号は?
Duchess Camilla Talks About Future Role As Queen Consort, Says She'll Be A 'Back-Up'
7月12日、「英国自由クラブ」で行われた自身の誕生日ランチでのスピーチ POOL New-REUTERS
<今年2月、カミラ夫人が将来的には「王妃」と呼ばれることを願うと発表したエリザベス女王。今も「皇太子妃」でなく「コーンウォール公爵夫人」を使用しているカミラ夫人だが、その役割に期待が集まる>
カミラ夫人は、将来の自分の役割が「バックアップ(後方支援)」であると意識しているようだ。チャールズ皇太子の妻であることと今後の役割について、義父である故フィリップ殿下[エディンバラ公]が女王の配偶者としていかに完璧であったかをオーストラリアの女性週刊誌に語ったことを「ピープル」誌が報じている。
カミラ夫人はフィリップ殿下が妻であるエリザベス女王を支え続けたことを讃えた。イギリス海軍中佐としての職務につきながら、王配としての役割を担うことがいかに困難であったかについて思いをはせ、将来の自分の役割についての多くは義理の父から学んだと述べた。
「自分の居場所は、君主の数メートル後ろにあるということを学びました。私は『バックアップ』として、そこにいるのです。エディンバラ公はいつも耳を傾けてくださいました。義父は私にとってロールモデルであり、自分が思っていることをアドバイスしてくださったのです」
カミラ夫人はチャールズ皇太子が国王になったとき、「王妃」の役割を担うかもしれない。エリザベス女王も今年2月に在位70周年を記念するメッセージの中で、将来、チャールズ皇太子が王位を継承したときに義理の娘である、カミラ夫人がその称号を得ることを「心から願っている」と表明している。
「時が満ちて、息子のチャールズが王となったとき、皆さんが私を支えてくれたように、彼とその妻カミラを支えてくれることはわかっています」
そして、さらに女王は次のように述べている。「そして、その時が来たら、カミラが王妃としての役割を続けていることが、私の心からの願いです」
カミラ夫人とチャールズ皇太子の婚約中、カミラ夫人が妃殿下(HRH)の称号を使用することを王室は提案したが、将来の役割について詳しく言及されたことはない。長年、不倫関係にあった二人の結婚に対する国民の反発を避けるため、「コーンウォール公爵夫人」と呼ぶことを後に発表している。
チャールズ皇太子は、故ダイアナ妃との離婚が成立してから9年後の2005年4月、ウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂でカミラ夫人と再婚している。