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介護食資格「介護食マイスター」取得での学びが介護問題へ向き合う第一歩

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2022年05月27日(金)11時00分
食事をサポートする介護士

<高齢化社会が進行する日本において介護の問題は他人事にはならない。介護が必要になったとき必要な知識は多岐にわたるが、今回は実生活で役に立つ介護食の資格について紹介する>

介護が身近な問題に

食事の用意をする介護士

2020年に内閣府より発表された「高齢社会白書 」によれば、日本の全人口のうち65歳以上の高齢者の人口が28.4%を占め、超高齢社会と呼ばれるステージにある。一方で出生数は年々減少しており、急速に進んでいる少子高齢化はますます進行する見込みだ。総務省「国勢調査」によると、戦後増え続けた日本の人口は2008年をピークに総人口が減少に転じている。

超高齢社会で課題になるのが介護の問題だ。現状介護が必要ない状態でも、例えば高齢者と同居する、高齢で独居の親がいるなどの状況であればいつ介護が必要になってもおかしくない。その中でも大きな課題のひとつが介護食だ。

そもそも健康に問題がなくても高齢になると食欲が低下し、栄養不足に陥ってしまうことも多い。また介護が必要になると被介護者の状況を考慮し、食べやすさと栄養バランスを両立した食事の工夫が必要となる。そして高齢になるほど誤嚥(ごえん)による事故や病気などのリスクが高まるということも注意すべき点だ。そのため「家庭でできる介護食のレシピや作るコツを知りたい」というニーズは増えている。

介護食とは

野菜の知識がない女性のイメージ

年齢を重ねたり病気になったりすると、食べ物を噛む力や飲み込む機能が低下し、食事をうまく食べられなくなってしまう。介護食とは、そのような状態でも食べやすいように、調理方法ややわらかさ、形状などを工夫した食事のことだ。介護食を作るには、「ただやわらかくすればいい」「すりつぶせばいい」という食べやすさという点だけではなく、調理や栄養に関する幅広い知識が必要だ。また調理には専門知識のほか、調理スピードも求められる。

食事は栄養を摂取するという役割のほかに、おいしく食べることによって精神的な満足感を得られるという側面もある。若者のように自由に行動ができない分、食事は生活のなかでの楽しみとして存在感は大きくなる。介護食に求められる役割は大きい。介護中でもときには宅配や通販を頼むことも選択肢に入るだろう。正しい知識をもっていればその選択も間違いが起こりにくいはずだ。

この知識は家族のためにふるまう介護食としてはもちろんだが、仕事にも生かせる。常に人材不足である介護業界では、介護食の知識をもった人材は歓迎されるだろう。高齢者向け介護施設で調理師や介護士・ヘルパーとして働くならなおさらだ。社会の高齢化や核家族化の影響で、配達で介護食を提供する宅食サービスのニーズも増えているため、飲食・食品業界で活躍できる可能性もある。

介護食の資格とは

介護食資格の認定証

上記でも紹介したように介護食に期待されることは多いため、介護食資格について学ぶなら独学ではなく資格取得という目標を持って取組むのがおすすめだ。通信講座であれば、勉強することで日本安全食料料理協会(JSFCA)の「介護食マイスター」と日本インストラクター技術協会(JIA)の「介護食作りインストラクター」が取得できる。

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