最新記事

英王室

チャールズ皇太子はウィリアム王子のために身を引くべき=英調査

2022年04月10日(日)14時30分
田中ゆう

REUTES

<英国人のほぼ半数が、ウィリアム王子が王になるためにチャールズ皇太子は身を引くべきだと考えていることが、調査で明らかに。また君主制廃止を望むのは44%>

グローバル・マーケティング・リサーチ会社 Ipsos(イプソス)は3月24日と25日にイギリスの成人2,055人を対象に、自国の君主制や、王室メンバー(アンドリュー、サセックス公爵夫妻を含む)に対する英国人の立場を聞く、インタビュー調査を実施した。

その結果、42%の人がチャールズ「チャールズ皇太子は息子のウィリアム王子に王位を譲るべき」だと考えている。そうではないと考える人は24%だった。29%はこの問題について特に関心を持っていないと回答した。

チャールズ皇太子夫妻へのヘイトは和らいだ

ただ、実務が絡むと違う数字も見えてくる。王室メンバーの働きぶりに関する質問で、「チャールズ皇太子は良い仕事をする」と考える人が48%。「まずまず」が27%。「良くない」という回答は19%にとどまった。

孫のウィリアム王子の方が王に相応しいとしながら、チャールズ皇太子の勤勉ぶりを英国民が認めていると言える。さらに、チャールズ皇太子を好意的に見る人は、2018年から11ポイント増え43%だった。妻のカミラ夫人に対しても、3分の1以上(36%)が好感を抱いているという。

とはいえ、上には上がいる。王室メンバーの好感度は、エリザベス女王(69%)、ウィリアム王子(64%)にキャサリン妃(60%)と、根強い人気を誇るお馴染みの面々が揃う。

この4年間のドタバタ劇で支持急落

magw210317-meghan-thumb-720xauto-242037.jpeg

Toby Melville-REUTERS 

上がいるということは下もいる。そう、ヘンリー王子夫妻だ。イプソスの調べによると、ハリー王子を好意的に見る人は30%で、2018年から35ポイントも減少した。妻のメーガンは同16ポイント減のわずか24%。この4年間のあらましを振り返れば、致し方ないだろう。

少し考えただけでも思い当たることが多すぎる。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ECB幹部、EUの経済結束呼びかけ 「対トランプ」

ビジネス

ECBの12月利下げ幅巡る議論待つべき=独連銀総裁

ワールド

新型ミサイルのウクライナ攻撃、西側への警告とロシア

ワールド

独新財務相、財政規律改革は「緩やかで的絞ったものに
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 2

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 3

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 4

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 5

    24歳年上の富豪と結婚してメラニアが得たものと失っ…

  • 1

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 2

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 3

    キャサリン妃が「涙ぐむ姿」が話題に...今年初めて「…

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…

  • 2

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 3

    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…

  • 4

    キャサリン妃が「大胆な質問」に爆笑する姿が話題に.…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:超解説 トランプ2.0

特集:超解説 トランプ2.0

2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること