最新記事

アメリカ

アメリカの大学生が選ぶ、年収に直結する学部とは?

2021年04月07日(水)16時30分
船津徹

f11photo-iStock

<アメリカの大学受験は大学ごとに一本化された入学審査があるだけで、すべてAO入試。偏差値や大学名に惹かれただけの漠然とした志望理由では、入学審査官に与える印象も良いとは言えません。高校生たちは進学先を決めるために専攻別の大学ランキングを重視します>

アメリカの大学システムが日本と大きく異なる点の一つが学部(専攻)選択です。日本では高校1〜2年生の間に理系・文系を決め、さらに大学受験時に学部や学科を決めなければなりません。自分の進みたい道が明確でない場合、とりあえず目指す大学を決め、その大学の複数学部を受験するというケースが多いのではないでしょうか。

一方でアメリカの大学受験には、理系・文系という分類がなく、さらに学部や学科の選択もありません。大学ごとに一本化された入学審査があるだけです。医者を目指す学生も、エンジニアを目指す学生も、まずは希望する大学に合格しなければなりません。アメリカの大学生が進路(専攻)を決めるのは大学2年生の終わりまで、というのが一般的です。

大学名より学部を重視

アメリカの高校生は大学受験時に学部や専攻を決める必要がないのですが、多くは高校時代に自分の進路を考え始めます。というのも、それぞれの大学には「花形学部」が存在するからです。

自分が目指す道の花形学部を持つ大学に合格できれば、将来のキャリア形成で有利になります。そのためアメリカの高校生は、大学の名前や偏差値(アメリカには偏差値はありませんが標準テストの数値目安があります)よりも、専攻別の大学ランキングを重視して進学先を決める傾向があります。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米中古住宅販売、10月は3.4%増の396万戸 

ビジネス

貿易分断化、世界経済の生産に「相当な」損失=ECB

ビジネス

米新規失業保険申請は6000件減の21.3万件、4

ビジネス

ECB、12月にも利下げ余地 段階的な緩和必要=キ
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 2

    【ヨルダン王室】世界がうっとり、ラジワ皇太子妃の…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 5

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が妊娠発表後、初めて公の場…

  • 1

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 2

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 3

    キャサリン妃が「涙ぐむ姿」が話題に...今年初めて「…

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…

  • 2

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が出産後初めて公の場へ...…

  • 4

    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…

  • 5

    キャサリン妃が「大胆な質問」に爆笑する姿が話題に.…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:超解説 トランプ2.0

特集:超解説 トランプ2.0

2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること