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インタビュー

「男性の匂いカタログ」運営者に聞く、「男の中の男」の匂いの世界

The “Essence of Man”

2020年05月26日(火)15時50分
ニューズウィーク日本版編集部

――フレーズ集めの方法は?

月に20冊くらいロマンス小説を読んでいる。読み終えたら、タイトルや著者などを記録しておく。キンドルで読んでいるので、ハイライト機能でマーカーを引き、男性の匂いカタログの頭文字を取ってMSCとメモしておく。性器を表すおかしな表現など、ほかのフレーズもまた集め始めた。例えば「ベルベットに包まれた、彼の鋼鉄の棒」とか。

――そういう凝り過ぎた表現があるから、ロマンス小説は物笑いの種になったりする。ロマンス小説をコケにするような風潮をどう思う?

読んだこともない人たちが笑いものにするのはどうかと思う。「心奪われる素敵な展開もある」と言いたい。笑ってしまうような表現もあるけど、私はロマンス小説に夢中。

――男性の体臭を表すフレーズについて、あなたのパートナーは何と言っている?

すごく面白がっている。「僕の匂いを3段階で表現すると?」なんて聞いてくる。

――で、どう答える?

「ごめん。今は鼻が詰まっていて分からない」って。

© 2020, Slate


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