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「落ち着きある印象」は不利 「面接受けする人」の意外な決め手は?

Don’t Stay Calm

2018年10月31日(水)20時45分
リサ・スピアー

実験の最後には全ての被験者に「面接官にどのような感情を伝えようとしたか」を尋ねた。その結果、明らかになったのは、「最高の印象」とされるものが文化的背景によって異なるということだ。ヨーロッパ系アメリカ人の86 %は落ち着きより活気を伝えたいと考えたが、香港在住の中国人で活気を伝えたいと考えた人は48%だった。

「どう感じたいのか、自分の文化ではどうすべきなのかが、応募する際の自己表現に影響を及ぼす」と、ツァイは言う。

論文の共著者ルーシー・チャン・ベンチャリトによれば、アメリカのキャリアカウンセラーは就職志望者に対し、面接では快活さと熱意を表現するよう助言することが多いという。「この助言はアメリカの文化によって形成されたものであり、全ての人にとって正しいとは限らない。その点を認識することが重要だ」

労働市場と同じく、面接の場での感情表現にもグローバルな視点が求められている。

【参考記事】中高年には考えもできない? ミレニアル世代が高給でも仕事を辞める理由

[2018年8月28日号掲載]

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