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仕事も結婚生活もより順調──ペットと暮らすと幸せになれることが証明された

2018年08月15日(水)17時00分
吉野潤子

注意欠陥多動性障害の子どもの症状が改善された報告も

実は似たような研究結果はこれまでにもいくつか報告されている。カリフォルニア大学アーバイン校が「人と動物の相互関係についての報告(Human-Animal Interaction Bulletin)」に発表した注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもに対するアニマル・セラピーの実験結果について、英ザ・ウィーク誌が報じている。

同実験では、ADHDと診断された、まだ薬物治療を受けていない7歳から9歳の子どもを被験者とした。犬によるアニマルセラピー(動物介在療法)を受けた結果、被験者の子どもたちの注意欠陥症状は改善し、社会性も改善されたことが確認された。

また、英国にある猫の保護団体キャット・プロテクションと英メンタルヘルス・ファウンデーションが2011年夏に共同で実施した調査でも、猫と一緒に暮らすことで幸福感が増すことが報告された。

同調査では、猫を飼っている人の87%が「猫が自身の幸福感に好影響をもたらしている」、76%が「猫のおかげで日常生活を楽しく送ることができている」と回答した。

これらの研究結果から改めて動物の偉大さを実感させられる。モフモフな家族たちへの感謝の気持ちを忘れないようにしたいものだ。

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