ロシア、今後も標的はウクライナ軍が使用する場所=ラブロフ外相

4月27日、 ロシアのラブロフ外相(写真)は同日放映されたインタビューで、ロシアはウクライナ軍が使用する場所を標的にし続けると述べた。モスクワで21日代表撮影(2025年 ロイター)
[ワシントン 27日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は27日に放映されたインタビューで、ロシアはウクライナ軍が使用する場所を標的にし続けると述べた。先週のキーウ攻撃については民間人・施設を狙ったものではなかったと説明した。
24日朝にかけて少なくとも12人が死亡したこの大規模攻撃を巡っては、トランプ米大統領がソーシャルメディアに「ウラジーミル、やめろ!」と投稿。トランプ氏がロシアのプーチン大統領を非難するのは珍しい。
ラブロフ氏は攻撃後の24日に収録されたCBS番組「フェイス・ザ・ネイション」のインタビューで「われわれはウクライナ軍、外国からの一部傭兵、そして欧州がロシア民間施設を標的にするために派遣した指導員が使用する場所を標的にし続ける」と語った。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は通信アプリ「テレグラム」に、軍司令官の報告として、ロシアは27日にすでに70回近い攻撃を行ったと投稿。「前線の状況とロシア軍の実際の活動は、この戦争を終わらせるための世界からロシアへの圧力が不十分であることを示している」と記した。