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動物ウェスト81センチの巨漢ネコ、パーフェクトボディ目指し監視下に置かれる
NEWS UPDATE-YouTubeより
<原因は、炭水化物。太り過ぎると階段の上り下りも一苦労だし、歯の治療もできやしない!?>
「リアルガーフィールド」と呼ばれる猫のダイエットの記録がSNSで話題となっている。
その体重、実に33ポンド(約15キログラム)、ウェストは32インチ(約81センチメートル)。標準体の約2倍以上のビッグサイズのオス猫(3)、名はブロンソン。前の飼い主が死去し、今年春に動物保護団体「West Michigan Human Society」に引き取られ、新たな飼い主を探していた。
時を同じくして、近所に住むマイク・ウィルソン(35)とメーガン・ハネマン(29)のカップルは、子猫を引き取るつもりで保護施設を訪れた。しかし、彼らを待っていたのは小さなふわふわの子猫ではなく、堂々とした巨漢のブロンソンとの運命的な出会いだった。
ウィルソンはその瞬間をこう語る。「初めてブロンソンを見たとき、ショックだった。彼ほどのサイズの猫を見たことがなかったんだ。とにかく巨大だった」
脱・炭水化物の食事制限をスタート
2人は、ブロンソンの健康を考えて、すぐに糖質制限ダイエットをしようと考えた。ブロンソンが一時的に保護されていた施設の職員によると、肥満の原因は炭水化物。「ブロンソンの前の飼い主はあまり動けない老人で、餌を与え過ぎていたのではないか」と、考えている。
(以前は休み休み上り下りしていた階段も、一気に歩けるように)
食事制限は摂取カロリーを1日375キロカロリーに抑えるもの。この様子はインスタグラム @iambronsoncatで見ることができる。アカウントは投稿開始からわずか3カ月あまりでフォロワー数7万8200人(2018年8月7日現在)と、競争激しい「デブ猫」界で安定的な人気を誇ってきた@scruffles_fatcat を凌ぐ勢いで、名実ともに大物の片鱗をみせている。(しかしながら日本には14万人超のフォロワーを擁するスター猫 @gupitaro が存在することも忘れてはならない)
ブロンソンのダイエットの経過はと言うと、極めて順調。英デイリーメールによると、餌は、穀物フリーで低脂肪の餌に水を加えてスープ状にしたものに切り替えられ、すでに2ポンド(約900グラム)の減量に成功したそうだ。目標の15~18ポンド(約7~8キログラム)に到達するまで、1カ月当たり1ポンドのペースで落としていく計画だ。
(猫草ももりもり食べる)
太りすぎで、歯の治療もおあずけ
それでも当のブロンソンはまだ、食の誘惑に勝ちきれない様子。「夜中に食べ物がほしいと『ニャー』と鳴いて、私たちを起こす」と、飼い主は語るが、肥満の弊害は他にもあるため、ブロンソンのダイエットは急務だ。
飼い主によると、「ノミを防ぐ薬を服用するには太り過ぎているので、ブロンソンの行動範囲は家の中だけ」。さらに、「歯が悪くて抜く必要があるのに、安全に麻酔をかけるには重すぎる...」という。
猫としての健全なライフスタイルを目指し、ブロンソンの奮闘は今後もしばらく続きそうだ。