オバマのXマスパーティー革命
2009年12月21日(月)18時10分
会場では、陸軍男性カルテットが黒人霊歌を堅苦しい歌い方で歌っていた。バーバラは歌が始まるとホッとした様子だった。歌の最中はゲストと会話をしなくてもいいからだ。
彼女は歌に合わせて指を鳴らし、足でリズムを刻んでいた。音楽が終わって時計を見ると、約束の1時間を過ぎていた。「おしまい!」と、彼女は明るい声で言った。無愛想だという自身の評判を笑いのネタにしたと思わせるのがねらいだった。
対照的に、ミシェル・オバマはゲストへの気遣いにあふれ、ホステス役を見事にこなしていた。夫とともに1階にいた彼女は、長い列をつくっているジャーナリストたちとの記念撮影に応じていた(少なくともクリントン時代から続く面倒な慣習だ)。
「2階の皆さんは楽しんでいるかしら?」と、ミシェルは私に尋ねた。「私の知るかぎり、楽しんでますよ」と、私は答えた。
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