大統領自身は、党派対立を超越した存在として自分を位置付けたいのかもしれないが、反対勢力がそれを許さない。あくまでもオバマを敵と見なしている。これに対して、オバマに打てる手立ては何もない。
ウィンフリーの「後任」は誰にも務まらない。せめてもの救いは、ファンが気持ちを整理するまでにあと2年あることだ。その頃には、ウィンフリーのようにテレビの中からやさしい先生のようにほほ笑み掛け、導いてくれる存在がいなくても、私たち自身が共感と努力の大切さを理解し、お互いの違いより共通点に目を向けられるようになっていればいいのだが。