アメリカで「最古の銃」発見...いったい誰が何のために持ち込んだ?

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<アリゾナ州南部の遺跡でアメリカ「最古の銃」が発見された。建造物の床に数世紀も放置されていたこの銃は、誰が何のために持ち込んだのか?>
アメリカ本土で「最古」となる銃が発見された。研究者によれば、「値段が付けられないほど貴重」なものだ。昨年11月に国際歴史考古学ジャーナルに掲載された論文によるとそれは青銅製で、重さ約18キロ、長さ約106センチ。
スペインのフランシス・バスケス・デ・コロナド率いる遠征隊(1540~42年)に関係するアリゾナ州南部の遺跡の調査中に発見された。コロナド遠征隊は欧州から米南西部へ渡った初期の探検隊で、アリゾナ州やニューメキシコ州などで伝説の黄金の地を探した。
れんがと岩で造った建造物の床で発見された銃は、約480年も放置されていたようだ。研究者によれば「木造やれんが造りの壁を突破し、敵を撃退するため遠征隊が持ち込んだ」。
遠征隊は結局、大した財宝を見つけられず、先住民との間には暴力的な衝突も起きた。コロナドは1542年にメキシコシティ(メキシコ)に戻り、2年後にその地で亡くなった。
<参考文献>
Seymour, D. J., & Mapoles, W. P. (2024). Coronado’s Cannon: A 1539-42 Coronado Expedition Cannon Discovered in Arizona. International Journal of Historical Archaeology. https://doi.org/10.1007/s10761-024-00761-7