営業車両100%EV化へ、人と地球の「健康」を守る――アストラゼネカの脱炭素戦略
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社員の移動には、脱炭素の移動手段を推進。米原工場勤務者の通勤には滋賀県初のEVバスを導入している
<「地球沸騰化」、そんな言葉が使われるほど、近年は気候変動による自然災害が深刻化している。そうしたなか、大胆な脱炭素戦略を掲げ、地球環境問題に真正面に取り組んでいるのが、グローバル製薬企業のアストラゼネカだ>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
社員の「移動の脱炭素化」に着目したユニークな取り組みを展開
「私たちが健康でいるためには、まず地球が健康でなければならない」。サイエンスの可能性を追求し、世界各国で医薬品を開発・提供するアストラゼネカは、人、社会、地球の健康を実現させるため、脱炭素を事業戦略の中心に据えた。
気候変動が続けば、直接的・間接的にさまざまな健康被害が起こる。そして、健康被害が増えれば社会保障システムに負担がかかり、医療体制にも支障が出る。だからこそ、地球の健康にもしっかり目を向けるべき、というのが同社の考え方なのだ。
バリューチェーン全体で脱炭素を推進するアストラゼネカ株式会社(日本法人)には、「社員の移動」に着目した2つのユニークな先進的取り組みがある。
1つ目はJR東海、JR西日本と連携し、国内初となるCO2排出量実質ゼロの新幹線出張サービスを実現したことだ。
CO2排出量実質ゼロの仕組みは以下の通りで、2024年の10月からは、「GreenEX」というサービス名が付き、JR東海、JR西日本のほか、JR九州でも導入された。
アストラゼネカ株式会社では、2019年から従業員の出張で排出されるCO2の量に制限を設けており、2023年までに同社が本社を置く大阪と東京間の移動に伴うCO2排出量を約9割削減してきた。そうした活動を知ったJR東海の呼びかけで、3社協働でのスキームが実現した。
①JR各社が電力会社等からCO2フリー電気(再生可能エネルギー電源由来の「非化石証書」を付与した電気)を調達
②エクスプレス予約法人会員の出張利用分に対してCO2フリー電気を充当(エクスプレス予約法人会員はCO2フリー電気購入による追加料金の支払い)
③エクスプレス予約法人会員に対してCO2削減効果の証書を発行、出張の際のCO2排出量を実質ゼロにする
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