学校給食で未来を創る!三本珈琲の「SUNSHINE COFFEE PROJECT」
誰もが目にするメニューやPOPでキャンペーンの認知度を高めていく
三本珈琲が「レッドカップキャンペーン」に参加するきっかけになったのは、令和3年度食品ロス削減推進大賞(主催:消費者庁)の授賞式で国連WFP協会とともに受賞者として出席したことだった。
「レッドカップキャンペーン」対象商品は、スーパーなど小売店で見かけるものが多いが、現状はまだその認知度が十分に高いとは言えない。その理由は、スーパーマーケットにはあまりにも多くの品物があり、「レッドカップマーク」を付けた商品が見つけにくくなっていることもあるようだ。
「『レッドカップキャンペーン』の認知度を高め、数の力でこのキャンペーンを活性化させるには、ホテルや飲食店などの利用客なら誰もが必ず見るPOPやメニューに『レッドカップマーク』を付けることが効果的だと考えました。品物や情報であふれる店頭と異なり、より直接的に取り組みを伝えることができます。それによって活動の存在と内容を知ったという人は、確実に増えていると感じます」と正木氏は語る。
コーヒー豆は途上国の主力輸出品の一つだが、その取引価格は先進国にある国際市場で決められており、生産国のコーヒー農家が価格を設定できるわけではない。不安定な収入は彼らが貧困に陥る要因となり、その子どもたちは学校に通わずに働きに出ることになる。そこで、学校に給食があれば、親は子どもを給食目当てで学校に通わせ、その国の子供たちは栄養と教育の機会を得るとともに、社会の発展のための礎となっていく。日本では当たり前と思える「学校給食」は、途上国の抱える負の連鎖を断ち切る大きな影響力を持っているのだ。
今度コーヒーを買うときやカフェでコーヒーを飲むときには、「レッドカップキャンペーン」のレッドカップマークを探してみるのもいいのではないだろうか。もし手に取ったコーヒーやPOPにレッドカップマークがついていれば、その一杯が、世界の明日を変える一杯になるかもしれない。
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