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DEFENDERの日本縦断旅がついに最終章! 本土最南端へ──歴史と絶景が織りなす5日間

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2025年3月14日(金)11時00分
文:山口幸一、写真:高柳健 ※Pen Onlineより転載
DEFENDERでめぐる日本縦断の旅・九州

日本列島を北から南へと47都道府県すべてを巡る「DEFENDER EXPERIENCE NORTH SOUTH TOUR」。DEFENDERの卓越した走行性能と快適性を堪能しながら、日本の歴史や文化、雄大な自然を体感するツアーは、いよいよ最終章を迎える。

フェーズ8では、福岡を起点に、佐賀、長崎、熊本、鹿児島の5県と九州西部から縦断していくロングドライブ。古代から現代まで幾多の時を重ねてきた九州の文化と、豊かな自然に触れながら、本土最南端の佐多岬まで、DEFENDERとともに駆け抜けた。

DAY1 九州の玄関口博多から武雄温泉へ

九州最大の繁華街であり、ビジネスと観光の中心地である福岡・天神。夜が明けると、普段は人々で賑わうビル街を3台のDEFENDERが旅立つ。

最初の目的地は、天神から北へ3kmほどの港湾エリアにある須崎ふ頭だ。海外からの穀物輸入の拠点であり、隣接する中央ふ頭には大型クルーズ船が寄港する、まさに九州の海の玄関口である。「塔博士」の異名を持つ建築家・内藤多仲が設計した高さ100mの博多ポートタワーを背景に、DEFENDERのフォルムをレンズに収めた。

このタワーは、東京タワーや名古屋テレビ塔も手掛けた内藤多仲の代表作のひとつ。博多港を行き交う船舶との無線通信を担う電波塔としての機能を果たし、地上70mの展望室からは博多港や福岡市街を360度見渡すことができる。

DEFENDERでめぐる日本縦断の旅・九州

その後、DEFENDERは博多の喧騒を後に南東へと進路を取る。約30分のドライブでたどり着いたのは、全国約1万2000社の天満宮の総本宮である、太宰府天満宮。

学問の神様として知られる菅原道真を祀るこの神社では、124年ぶりとなる御本殿の大改修が行われていた。改修期間中は気鋭の建築家・藤本壮介が手掛けた仮殿が設置され、道真公にまつわる飛梅伝説から着想を得たという斬新なデザインが、伝統と革新の調和を体現していた。古より受け継がれてきた伝統の技と、新しい時代の感性が融合する貴重な瞬間に立ち会うことができた。

DEFENDERでめぐる日本縦断の旅・九州DEFENDERでめぐる日本縦断の旅・九州

千年以上の時を刻み付けた太宰府を後に、DEFENDERは筑後川へと向かう途中、久留米市で昼食を兼ねた小休止をとることに。1966年創業の老舗「丸好(まるよし)」では、地元名物の久留米ラーメンを注文。

すっきりとした口当たりと奥深い旨味をあわせ持つ豚骨スープと茹で加減の絶妙な細麺が織りなす本場の味を堪能した。

DEFENDERでめぐる日本縦断の旅・九州


丸好食堂

福岡県久留米市安武町安武本3057
Tel:0942-26-2331

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