「私のボスは私だけ」ベストセラー作家でもあるコメディアンが貫く「私流」
“No One Is in Charge of Me”
──なぜ、この本を書こうと思ったのか。
書き始めた頃は(コメディアンの)ジョー・コイと恋をしていて、それを大っぴらにしていたから、最初は恋に落ちることについて書くつもりだった。その後、彼と破局して、書くのを保留した。最初は「もうやめよう」とも思ったけど、考え直して「何か言いたいことはないかな」って。そしたら新しいことが見つかった。
──あなたは自分のキャリアの台本も自分で書いたようだ。
私は誰かの下で働くことはめったにない。ポッドキャストの『ディア・チェルシー』、本の執筆、スタンドアップのツアーや特番では、誰からも指示は来ないし、そのほうが好き。私は簡単に他人の言うなりにはならない。礼儀はわきまえたいけど、自分の好きなようにする──つまり、大胆かつ堂々と、表に出て他人が言わないようなことを言うつもり。
──自信を失わない秘訣は?
「もう駄目、これでおしまい」って思ったことはこれまで何度もあった。私は今年2月で50歳に。この年になれば分かる、やりたいようにやってきた結果が今の私。大丈夫、心配要らない、って。うまくいかないことが15くらいあったって何てことない。