DEFENDERとの旅はついに沖縄へ! 山陽・山陰、東九州の歴史文化と大自然、そして沖縄の美しい海を探訪するロングトリップ

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2025年2月10日(月)10時00分
文:山口幸一、写真:三浦孝明(フェーズ6)、高柳健(フェーズ7) ※Pen Onlineより転載

昼食は、大和ミュージアムにほど近い「呉ハイカラ食堂」を堪能する。

潜水艦内をモチーフにした店内で食した「そうりゅうカレー」は、海上自衛隊の調理員から直接指導を受けて忠実に再現されたという一皿だ。

艦長のお墨付きであるこのカレーは、桃をはじめとするフルーツをたっぷりと煮込むという手の込んだ逸品で、果実のあまみが溶け込んだ深い味わいに舌鼓を打った。

DEFENDERでめぐる山陽、山陰、九州、沖縄の旅


呉ハイカラ食堂
呉市宝町4-21マリンビル3号館2階
TEL:0823-32-3108

午後は「入船山記念館」を訪れた。

旧呉鎮守府司令長官官舎として使用されたこの歴史的建造物は、明治期の西洋建築の粋を集めており、日本の近代化の足跡をいまに伝えている。

木造でありながら、当時最先端だった西洋建築の技術を取り入れた建物からは、新しい時代を切り開こうとした明治の気概が感じられた。

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その後、DEFENDERは出雲を目指して北上を開始。

瀬戸内から日本海側へと向かう約200kmの道のりでは、途中、激しい豪雨に見舞われた。しかし、DEFENDERの優れた走行安定性により、荒天の中でもゆるぎない安心感に包まれてドライブを楽しむことができた。

日が傾きはじめる頃、島根県出雲市に到着。竹原の町並みに残る江戸の面影、呉の近代化を物語る歴史的建造物、そして海の守りを担う自衛艦の世界に触れた充実のDAY1は、出雲の地で静かに幕を閉じた。

DAY2 神々の国から日本海沿岸を駆け抜けて

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朝の澄んだ空気のなか、DEFENDERは出雲大社へと向かう。

最初に訪れたのは、一畑電車の出雲大社前駅である。

昭和5年(1930年)に建てられ、現在も現役で活躍する鉄筋コンクリートの駅舎は、ふくらみのある半円形の緑の屋根が印象的だ。白く塗られた内壁とステンドグラスの窓、アーチ型の高い天井が織りなす優美な内装には、往時の旅情が色濃く漂う。静かな待合室の佇まいに、時が止まったかのような深い趣が感じられた。

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杉木立の参道を進み、出雲大社へ。まず拝殿で丁重に拝礼を捧げ、本殿を参拝。さらに境内を進むと、神楽殿に掲げられた大しめ縄の圧倒的な存在感に目を奪われる。

日本最大級の規模を誇るこのしめ縄は、まさに神々の世界と地上とをつなぐ架け橋のようである。

この出雲の地では、旧暦10月になると全国の神々が集うとされる神在月(かみありつき)を迎える。その神聖な時期に訪れた境内で、古より伝わる神々の物語に想いを馳せる特別な時間となった。

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その後、DEFENDERは日本海沿いを西へと走り出した。

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