米ロ、レアアース開発巡りロシアで協議開始=ロシア特使

ロシアと米国は、ロシアにおけるレアアース(希土類)鉱床開発などの共同プロジェクトについて協議を開始した。写真は、ロシアのドミトリエフ特使。2月18日、リヤドで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[31日 ロイター] - ロシアと米国は、ロシアにおけるレアアース(希土類)鉱床開発などの共同プロジェクトについて協議を開始した。ロシアメディアのイズベスチヤが31日、ロシアのドミトリエフ特使(国際経済・投資協力担当)の発言を伝えた。
同氏は「レアアースは協力の重要分野であり、当然ながらロシアにおけるさまざまなレアアースや(他の)プロジェクトについて協議を開始している」と語った。
ロシアのプーチン大統領は、将来米国と経済協力協定を締結した場合、ロシアのレアアース鉱床開発に米国が加わる機会があるとの考えを示している。
2月にサウジアラビアで行われた米国とロシアの高官協議にも参加したドミトリエフ氏は、すでにいくつかの企業がレアアース開発プロジェクトに関心を示していると述べた。ただ企業名は挙げず、詳細も明らかにしなかった。
イズベスチヤは、4月中旬にサウジアラビアで開催される可能性がある次回の米ロ協議でプロジェクトについてさらに議論される可能性があると報じた。