「常におなかが空いていた...」超加工食品だけを2週間...私の体に起きた衝撃の変化
Shocking Results of a UPF Diet
若く健康でも 双子の姉妹との対照実験体験で意識が変わったというキングストン AIMEE KINGSTON
<消えない空腹感とひどい疲労感と集中力の低下と体重増、添加物いっぱいの食べ物の「破壊力」に気付かされて>
私はもともと、バランスの取れた食生活を送っていた。料理好きで、手作りの食べ物が中心だった。それでも、超加工食品を意識的に避けることはなく、原材料よりもカロリーや表示ラベルを重視して食品を選んでいたと思う。
英キングズ・カレッジ・ロンドンのティム・スペクター教授(遺伝疫学)が、超加工食品の影響を調べる研究への参加者を探している──私と双子の姉妹のナンシーは今年に入って、科学研究の被験者を希望する成人の双子の登録団体、トゥインズUKからそう連絡を受けた。
スペクターのことは知っていた。彼が共同創設した個別化栄養学スタートアップ、ゾーイ社の研究に姉妹で参加したことがあったからだ。私もナンシーも科学に関心が強く、できる限り貢献したいと考えて参加することにした。
2週間の期間中、私は超加工食品だけを食べることになった。一方、ナンシーはカロリーや脂肪、糖分の摂取量は同じだが、未加工・低加工の食品だけを食べる。
期間中、私は朝食としてシロップをかけたパンケーキやハッシュドポテトとソーセージ、シリアルとブルーベリーマフィンを食べていた。
昼食は白パンのピーナツバター&ジャムサンドとチョコレートミルク、チーズ入りラビオリとクッキーなど。夕食はチーズバーガーとフライドポテト、牛肉とグレービー添えマッシュポテトと缶詰のコーンといったメニューだった。さっさと食べられて、味が一定している食品ばかりだ。
研究が始まってすぐに空腹感が強まるのを感じ、間食をしたくてたまらなかった。1週間ほどたつと、気分が落ち込むのがはっきり分かった。
最大の変化は、常におなかが空いていたことだ。普段より多くカロリーを摂取していたのに目が覚めると空腹で、食事に満足感を覚えなかった。
「自然」なはずの食品も
疲労感もひどかった。2週目が終わる頃には、とても疲れて見えると、家族や友人から言われたほどだ。エネルギーの低下を感じ、集中するのが難しかった。特に午後になると、仕事中なのに食べ物のことばかり考えていた。
終了時には、普段の食生活に戻るのが待ち遠しかった。だが驚いたことに、そんな気持ちでいたのに、私の体はまだ超加工食品を欲していた。
その2週間で、私の体重は増え、血糖値も体脂肪率も高くなった。対照的にナンシーは体重が減り、血液検査の結果はさらに良くなっていた。