月5万円の年金生活で「若がえった」71歳 「今が一番幸せ」を実現した5つの秘訣
不安がなくなり、きちんとした食生活で、身体は若い時以上に元気になり、後ろ向きの気持ちから前向きに変わっていったのです。もちろん、年は取っていきます。年齢的にはより死に近づいているのですが、なぜか、死は前より遠のいていった気がします。
それが錯覚だとしても、それはそれでいいのではないでしょうか。不安も錯覚ならお金のあるなしも錯覚の1つ。同じ錯覚なら、元気という思い込みのほうが何倍もいいに決まっているのですから。
節約生活で身体が、心が、人生が変わっていった
この本は、69歳というぎりぎりの年齢、多くの人が終活をする年になってようやく、終活どころか、「生活」のためにあれこれやった(やらざるを得なかった)私のささやかな工夫の記録です。でも、その工夫はこれまでにない健康な身体と心をもたらしてくれ、新しい世界を開いてくれることになりました。
まさに身体が、心が、人生が変わったのです。本のなかの工夫や考え方が、少ない年金で暮らしている人だけではなく、これから厳しくなっていく年金世代の方にも少しでも役に立つことを祈っています。
紫苑(しおん)
フリーランサー
1951年生まれ。牡羊座。地方新聞社勤務を経てフリー。2年前のコロナ禍のなか年金の少なさと向き合い、対策を考える。2020年3月から「月5万円年金生活」を実行しはじめブログにアップ。美味しく健康にいい月1万円レシピや、リメイクおしゃれ、百均DIYなど、お金を遣わなくても楽しめる工夫の数々を紹介。反響を呼び、新聞、雑誌、テレビなどでも取り上げられる。少ない年金でも安心して暮らすためのノウハウや生活スキルを知ってもらうため、日々活動している。