最新記事

感染症対策

新しい生活様式で通信費月9500円減、住居費はゼロに 富裕層に学ぶすごい「固定費削減作戦」

2021年1月31日(日)15時15分
午堂 登紀雄(米国公認会計士) *PRESIDENT Onlineからの転載

経営者や投資家をはじめ、多くの富裕層と交流のある午堂登紀雄さんは、「企業経営においても、家計においても、固定費を圧縮することがとても重要」という。takasuu - iStockphoto


経営者や投資家をはじめ、多くの富裕層と交流のある午堂登紀雄さんは、「企業経営においても、家計においても、固定費を圧縮することがとても重要」と話します。お金持ちが実践している驚くべき固定費の削り方とは――。


悪いシナリオを前提にビジネスを設計

新型コロナウイルスのワクチン接種が世界中で始まりましたが、その結果によってはアフターコロナが予想外に早くやってくるかもしれません。

個人的には「アフター」というよりも「ウィズ」コロナ時代を想定しており、より悪いシナリオを前提に生活やビジネスの設計をしていくつもりです。

とはいえ、特に潔癖で真面目な人が多い日本では「ニュー・ノーマル」と呼ばれる生活様式が定着していくと考えられます。そこでそういう時代を見据え、富裕層はいま何をしているのか、私の周囲の人たちの意識や行動を探ってみました。

オフィス縮小、社長自らお引越し

ホワイトカラー型職種を中心に、リモートワークやテレワークが増えているのはご存じの通りですが、「意外になんとかなる」と気づいた経営者は、オフィスの縮小や移転に動いています。これは昨年(2020年)からあった動きですが、退去予告期間が終わればさらに加速しそうです。

もはや都心に大きなオフィスを構える必然性がなく、すると会社の近くに居を構えていた経営者自身も都心に住む必要がなくなるため、高い家賃がバカバカしくなります。なので、オフィス移転と同時に経営者も引っ越すケースが目につきます。

そして彼らはすでにアフターコロナを見据えて先行投資を行っています。それが人材採用です。

むろん業種業態にもよるのですが、コロナ不況で転職市場に優秀な人材が出てくることを見据え、中途人材の獲得意欲が上がっています。知人のヘッドハンターに聞いたところ、新規事業や業務改革といった変革系ニーズが高くなっているとのことでした。

また、リモートワークで的確な指示や業務分担ができないダメ上司も明白となりましたから、リーダークラスの求人は相変わらず多いそうです。

個人の生活に応用できることを挙げるとすると、「引っ越しによって家計の家賃負担を下げる」「転職のチャンスが増える可能性がある」という点でしょうか。

非接触・非対面コミュニケーションへの対応

富裕層の多くは起業家・経営者ですが、オフィスや店舗の縮小・撤退はしても、そこの競争力強化には余念がありません。

知人の飲食店経営者は、会話や現金のやりとりを極力減らすためモバイルオーダーシステムを導入し、別のITベンダー社長は会議室に空気除菌装置を設置したそうです。

また、プロジェクト共有システムなどオンラインでのチームコミュニケーションツールの導入・活用にも積極的です。SlackやChatwork、LINE WORKS、Microsoft Teamsなどが有名ですが、それぞれメリットデメリットや特徴があるので、複数のツールを使い分けているようです。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏、対中関税軽減も TikTok売却承認な

ワールド

デンマーク首相、グリーンランド併合を断固拒否 米に

ビジネス

米国株式市場=急落、ダウ1679ドル安 トランプ関

ワールド

関税に対する市場の反応、想定されていた=トランプ氏
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡眠の「正しい関係」【最新研究】
  • 2
    アメリカで「最古の銃」発見...いったい誰が何のために持ち込んだ?
  • 3
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    得意げに発表した相互関税はトランプのオウンゴール…
  • 6
    「ネイティブ並み」は目指す必要なし? グローバル…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 9
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 10
    アメリカから言論の自由が消える...トランプ「思想狩…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 9
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中