「やけ食い?」オスカー主演女優賞を逃したデミ・ムーア、バスローブ姿でのフライドポテト片手に笑顔ショットが話題に
「マイキーに盗まれた」との声もあるが、デミと元夫ブルース・ウィリスとの間の三女タルーラは、フライドポテトを前に微笑むデミの写真を自身のインスタグラムで共有し、「私の勝者」と綴っている。また、次女スカウトもその投稿をリポストし、「私の心の女王」と健闘を称えた。
80年代に女優デビューして以降、およそ40年間に渡って『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)や『G.I.ジェーン』(1997年)、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(2003年)など多くのヒット作に出演しながら、これまで賞とは無縁だったデミ。
62歳にしてキャリア初のゴールデングローブ賞を受賞した際には、若かりし頃にあるプロデューサーから「ポップコーン女優」と呼ばれ、興行的に成功しても女優として評価されることはないとレッテルを貼られたエピソードを披露。「自分は認められないと思っていた」とスピーチし、どん底にいた時に出会った『サブスタンス』で人生が一変したと述べて感動を呼んだ。
最後にオスカー像を手にすることは叶わなかったが、この夜は胸元に大胆なカットアウトが施された光り輝くゴールドのドレスでヴァニティ・フェア誌が主催するアフターパーティーに娘たちと共に出席。プレッシャーから解放され、リラックスした時間を過ごしたに違いない。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

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