「ドジャースの歴史に不可欠...」最強チームが佐々木朗希にほれ込んだ「納得の理由」とは?
“My Journey Is Just About to Begin”
投手を育てる最高の場
ドジャースは他の球団に比べて投手の育て方がうまい。佐々木と同じくウルフが代理人を務めるドジャースの先発投手タイラー・グラスナウは佐々木に、最高の投手になることが重要ならドジャースは「育成面、スカウトによる選手評価の面、その他の面で」他の追随を許さないと助言したそうだ。勝ちたいなら、そして選手として成長したいならドジャースに来い、とも。
昨年、ドジャースの投手陣はけが人が続出して手薄になっていたが、ワールドシリーズではニューヨーク・ヤンキースを破った。そしてその後も積極的な補強をした。
過去2度サイ・ヤング賞を受賞したサンフランシスコ・ジャイアンツのブレイク・スネルとは5年1億8200万ドルの契約を結んだ。故障でポストシーズンを欠場したグラスナウも開幕には間に合いそうだ。有望な若手先発投手のダスティン・メイとトニー・ゴンソリンは、共に故障で24年のシーズンを棒に振ったが、25年には復帰する見込みだ。
若手先発のボビー・ミラーとランドン・ナックも有望だ。3月で37歳になる伝説の左腕クレイトン・カーショウはFA宣言をしているが、ドジャース残留の可能性が高い。
しかし先発ローテーションの華は、やはり日本から来た3人だ。12年総額3億2500万ドルの契約で入団しながら、昨季は右肩の痛みで約3カ月の欠場を強いられた山本由伸、2度目の右肘の手術により昨季は指名打者に専念したが今季は再び投げるはずの大谷翔平、そして佐々木朗希だ。