「不快を通り越した冒涜...」聖母マリアに扮したマドンナの「キリスト教を嘲笑している」と批判される仮装とは?
「マドンナ」は、イエス・キリストの母である聖母マリアを指す言葉として使われており、幼いキリストを抱いた聖母マリアの像は「マドンナ」とも呼ばれている。そのため、「あなたはマドンナという名に値しないし、いかなる形であっても私たちの神聖な母を嘲笑する権利もない」と激怒するユーザーもいた。
ちなみに、聖母マリアの像が血の涙を流す現象はこれまで世界各地で信者らによって報告されており、奇跡なのか、超常現象なのか、それとも自然現象によるものなか、その謎を巡って論争が巻き起こっている。
マドンナは、1989年のヒット曲「Like a Prayer」のミュージックビデオで披露した燃える十字架の描写が物議を醸すなど宗教的な表現が度々問題視され、カトリック教会との間に確執が生じている。
そのため、「キリスト教を尊重していない」「いつもカトリック教徒を嘲笑っている。うんざり」「表現の自由があるのは素晴らしいことで美しいが、イスラム教で同じことをしたらどうなるか想像してみてほしい」など、宗教的な仮装が再び論争を巻き起こしている。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
2024年12月10日号(12月3日発売)は「サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦」特集。地域から地球を救う11のチャレンジとJO1のメンバーが語る「環境のためにできること」
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