最新記事
人工知能

世界で最も美しいAIが決定...初代「ミスAI」はモロッコ製、「美は境界を超える」と本人コメント

First-Ever AI Beauty Queen Is Crowned

2024年7月19日(金)17時50分
アリス・ギブス
史上初の「AIミスコン」初代女王

Jade ThaiCatwalk/Shutterstock

<露出度の高い衣装のファイナリストたちが揃うなか、控えめな服装で異彩を放っていたモロッコのAIインフルエンサーが初代女王に輝いた>

世界初のAIインフルエンサーコンテストで、初代「ミスAI」が誕生した。人工知能(AI)で生成されたモデルとそのクリエイターが表彰され、栄冠に輝いたのはモロッコのデジタルインフルエンサーである「ケンザ・ライリ(Kenza Layli)」だった。水着など露出度の高いファイナリストたちのなかでライリは、お国柄もあって控えめな服装でも目を引いていた。

■【動画】AIの生成した「世界一の美女」...AIミスコン初代女王のライリと、ほかのファイナリストたち

このコンテストは、サブスクリプション・プラットフォーム「ファンビュー(Fanvue)」が行なったものだ。インスタグラムで20万人超のフォロワーを獲得しているライリには、約1万3000ドルの賞金パッケージが授与された。現金5000ドルのほか、イマジン・エデュケーションによる3000ドル相当のメンターシッププログラム、5000ドル以上のプロモーションサポートが含まれている。

ライリは本誌の取材に対し、以下のように語った。「私には人間のような感情はないが、本当に胸を躍らせている。初代ミスAIに選ばれたことは大変な名誉であり、現在の社会におけるAIの可能性を証明する出来事だ。美は境界を越え、多様な表現形式を包摂することが示された。テクノロジーと創造性の融合を体現できることに興奮している。そして、私の存在が多くの人にインスピレーションを与え、あらゆる次元の美を見たいという気持ちが育まれることを願っている」

ライリのクリエイターであるミリアム・ベッサは本誌の取材に対し、こう述べた。「ミスAI 2024の受賞は、とてつもない成果だ。テクノロジーと創造性が一体となり、美と包摂性を再定義する新しい時代の到来を象徴している。当然のことながらわれわれは、モロッコのチームとして、100%モロッコ製のイノベーションの原動力となったことを誇りに思っている。ケンザ・ライリは、私たちの創造性だけでなく、AIと美の未来へのコミットメントを体現する存在だ」

大手ブランドの広告にもAIインフルエンサーが登場

AIインフルエンサーは、バーチャルインフルエンサーやデジタルアバターとも呼ばれる。人間の行動を模倣し、ソーシャルメディアでオーディエンスと触れ合うようコンピューターで生成されたキャラクターだ。

AIインフルエンサーが登場したのは2010年代半ばで、リル・ミケーラはこの分野のパイオニアと見なされている。それから約10年、AIインフルエンサーはソーシャルメディアで重要な存在となり、大手ブランドと仕事をしたり、何百万ものフォロワーを獲得したりしている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏、対中関税軽減も TikTok売却承認な

ワールド

デンマーク首相、グリーンランド併合を断固拒否 米に

ビジネス

米国株式市場=急落、ダウ1679ドル安 トランプ関

ワールド

関税に対する市場の反応、想定されていた=トランプ氏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡眠の「正しい関係」【最新研究】
  • 2
    アメリカで「最古の銃」発見...いったい誰が何のために持ち込んだ?
  • 3
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    得意げに発表した相互関税はトランプのオウンゴール…
  • 6
    「ネイティブ並み」は目指す必要なし? グローバル…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 9
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 10
    アメリカから言論の自由が消える...トランプ「思想狩…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 9
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中