最新記事
K-POP

BTS Vが出演した超話題曲を抜き去りK-POP1位独走する歌手BIBIって誰?

2024年3月9日(土)21時02分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

「闇のIU」BIBIの黒歴史

BIBIが「闇のIU」と呼ばれていることは前述の通りだ。IUと比較されるのは歌手としての活動のほかに俳優としても活躍していることから来ている。また、「闇の」と呼ばれるのは、これまで発表した曲がどれもガールクラッシュ的な男性に媚びることのない強い女をイメージしたものだったことにも由来している。何しろタイトルを見れば一目瞭然だ。『社長、賭博は面白半分でしなければなりません (KAZINO)』『人生は悪いX』『哲学より怖いのはビビの銃弾』......。

また闇といえば、BIBIが今回『栗ようかん』でヒットするまでに一番人びとの記憶に残っている衝撃の「黒歴史」がある。

2022年6月にソウルで行われた音楽フェス「ウォーターボム・ソウル2022」に出演した彼女。ウォーターボムはアーティストとオーディエンスが水を掛け合いながら楽しむスタイルの音楽フェスで、BIBIも、白いTシャツにホットパンツ姿で登場し、全身びしょぬれになりながら、パフォーマンスをしていた。

ウォーターボムソウル2022でTシャツを脱ぐBIBI

ウォーターボムソウル2022でTシャツを脱ぐBIBI BIBI • • ONLY / YouTube

ヒートアップするステージで、さらに盛り上げようとしたBIBIはTシャツを脱ぎ捨てて、ビキニ姿になろうとしたとたん、ビキニのストラップがほどけてしまったのだ。幸いにもその日はスタッフがビキニが水で脱げ落ちないようにステッカーを貼るようにと強硬に言っていたため、前と後ろにステッカーを付けていたという。だが激しいパフオーマンスと水のため背中のステッカーは水で取れていて、一つ間違えれば前のステッカーも取れて大惨事になっていたかもしれないという。

この件について後日バラエティ番組で話したBIBIは、「もしビキニがほどけて前の方まで見えていたらすぐに"チチビビ"と呼ばれてネットで騒がれただろう」と辛口のコメントで笑いをとっていた。さすが、「裸の赤ちゃんのように純粋で生の魅力を見せたい」という意味でBabyから転じてBIBIという芸名にしただけのことはある。

黒歴史をものともせず、今回の『栗ようかん』の大ヒットによって「闇のIU」からの脱却も果たしつつあるBIBI。今後の活躍が楽しみだ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは154円後半、欧州PMIでユーロ一

ワールド

アングル:米政権の長射程兵器攻撃容認、背景に北朝鮮

ワールド

11月インドPMI、サービスが3カ月ぶり高水準 コ

ビジネス

S&P、アダニ・グループ3社の見通し引き下げ 米で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 5
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 6
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 7
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 10
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中