BTS Vが出演した超話題曲を抜き去りK-POP1位独走する歌手BIBIって誰?
「闇のIU」BIBIの黒歴史
BIBIが「闇のIU」と呼ばれていることは前述の通りだ。IUと比較されるのは歌手としての活動のほかに俳優としても活躍していることから来ている。また、「闇の」と呼ばれるのは、これまで発表した曲がどれもガールクラッシュ的な男性に媚びることのない強い女をイメージしたものだったことにも由来している。何しろタイトルを見れば一目瞭然だ。『社長、賭博は面白半分でしなければなりません (KAZINO)』『人生は悪いX』『哲学より怖いのはビビの銃弾』......。
また闇といえば、BIBIが今回『栗ようかん』でヒットするまでに一番人びとの記憶に残っている衝撃の「黒歴史」がある。
2022年6月にソウルで行われた音楽フェス「ウォーターボム・ソウル2022」に出演した彼女。ウォーターボムはアーティストとオーディエンスが水を掛け合いながら楽しむスタイルの音楽フェスで、BIBIも、白いTシャツにホットパンツ姿で登場し、全身びしょぬれになりながら、パフォーマンスをしていた。
ヒートアップするステージで、さらに盛り上げようとしたBIBIはTシャツを脱ぎ捨てて、ビキニ姿になろうとしたとたん、ビキニのストラップがほどけてしまったのだ。幸いにもその日はスタッフがビキニが水で脱げ落ちないようにステッカーを貼るようにと強硬に言っていたため、前と後ろにステッカーを付けていたという。だが激しいパフオーマンスと水のため背中のステッカーは水で取れていて、一つ間違えれば前のステッカーも取れて大惨事になっていたかもしれないという。
この件について後日バラエティ番組で話したBIBIは、「もしビキニがほどけて前の方まで見えていたらすぐに"チチビビ"と呼ばれてネットで騒がれただろう」と辛口のコメントで笑いをとっていた。さすが、「裸の赤ちゃんのように純粋で生の魅力を見せたい」という意味でBabyから転じてBIBIという芸名にしただけのことはある。
黒歴史をものともせず、今回の『栗ようかん』の大ヒットによって「闇のIU」からの脱却も果たしつつあるBIBI。今後の活躍が楽しみだ。