BTS Vが出演した超話題曲を抜き去りK-POP1位独走する歌手BIBIって誰?
BIBI(비비)『栗ようかん(밤양갱)』のミュージックビデオより BIBI / YouTube
<今、超話題の韓国スイーツは栗ようかん!? 大ヒットの裏には大物カップルの愛憎劇も!?>
今や世界の音楽シーンで重要な位置を確立するようになったK-POP。最近では『ベイビー・ブローカー』などの出演で俳優としても高い評価を受けているIUが2年ぶりのアルバムを発表。先行リリースされた『ラブ・ウィンズ・オール』はBTSのVが共演したMVが5,300万回以上再生されている。この曲は韓国の音楽配信チャートで1月24日から2月下旬まで約1カ月間トップを独走した。
そんなK-POP女性ソロシンガーの女王にストップをかけたのは、意外にもアイドルではなくIU同様女性ソロシンガーにして俳優業もこなし「闇のIU」というニックネームすらもつ女性シンガーBIBI(비비)だった。
今、韓国の主要音楽配信サービスで、IUをはじめSEVENTEENの弟分としてデビューしたTWS、LE SSERAFIM、少女時代のテヨンなどを抑えて軒並み1位となっているBIBIの『栗ようかん(밤양갱)』。恋人から突然の別れを告げられた若い女性が、素直になれず「私がいつも欲しかったのはただ一つだけ。甘ったるい栗ようかん。甘くて甘くて甘い栗ようかんだよ」と歌う不思議な雰囲気の歌だ。韓国音楽配信の大手VIBEの分析では20代、30代の女性がこの曲の主なリスナーという分析結果が出ている。
実は彼女、これまでそんなにチャート上位に入るような人気アーティストではなく、2019年のデビュー以降アルバム1枚、シングル16曲、ドラマ挿入歌8曲をリリースしたが、総合チャートでTOP100位入りしたのは今回が初めての快挙。アイドルではなく、所属事務所の代表タイガーJK、ユン・ミレよりはソフトなものの音楽的にはR&Bやヒップホップ系の路線のため、これまで誰もが知っている代表曲というものがないままだった。
それが今回突然の大ブレイクになったのにはもちろん理由がある。韓国地上波局MBCのバラエティ番組『ラジオスター』に作詞・作曲を担当したチャン・ギハとともに出演して、アカペラで曲の一部を歌ったところSNSでにわかに話題となったのだ。結果的に新曲リリースから2週間でチャート1位を獲得。大手配信サービスMelOnでは2月24日から現在まで2週間トップを独走している。