【TWICE、Stray Kids他インタビュー】「まだ完全に理解されているわけではない」...世界を席巻した、Kポップはどこに向かうのか?

WHATʼS NEXT FOR K-POP?

2023年12月15日(金)12時35分
タッシア・アシス(フリーランスライター)

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TWICE TODD OWYOUNGーNBC/GETTY IMAGES

──Kポップは競争の激しい市場だが、どうやって作品が埋もれないようにクオリティーを保っているのか。

バンダーウィース うちのソングライターはメロディーや歌詞やサウンド作りに凝りたがるし、次はもっといい作品を作ろうと奮闘する。精いっぱい作り込んだデモ音源を渡したら、あとはレコード会社にお任せ。曲を完成させるのは彼らの仕事だ。

モモ(TWICE、27歳) 秘訣が分かるなら、教えてほしい。私の場合は、曲のコンセプトを表現することにベストを尽くしている。それから限られた時間の中でダンスをシンクロさせようと、メンバー全員ですごく努力している。

ダヒョン(TWICE、25歳) TWICEらしさを保ちつつ違う面も見せようとひねりを加えたりもする。

マッキノン グレートであれ。時間がかかってもいいから、正しくやれ。グレートであれ。人脈は賢く使え。グレートであれ。ポジティブな姿勢をキープしつつ、自分に忠実であれ。グレートであれ。自分勝手になるな。グレートであれ。

JAKOPS XGの独自性を確立する際に土台にしたのは、メンバーそれぞれの個性だ。システムよりも人間を重視するのがこの業界。メンバー7人の個性を見いだし開花させることが最強の武器になると考えて、5年以上やってきた。

チームワークも大事だ。どうすればよりビッグでクオリティーの高いプロジェクトを実現できるか、XGのメンバーを中心に毎日アイデアを出し合う。時間も手間もかかるが、チームワークが全てと言っても過言ではない。レベルを上げたいなら、みんなで練習を重ねるしかない。

バンチャン(Stray Kids、26歳) 音楽は考え抜いて作るもの。Stray Kidsに大きな期待を寄せる人が世間にたくさんいると思えば、プレッシャーを感じる。でも制作のプロセスを楽しんで誰も見たことのない作品を生み出せば、音楽作りがより楽しくなるし、肩の荷も軽くなる。

リノ(Stray Kids、25歳) メンバーみんなで何げない日常にインスピレーションを探すようにしている。スタミナが付くようにエクササイズも欠かさない。頑張れるのはエクササイズで鍛えているおかげだ。

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