FCバルセロナ、中央アジアで新たな疑惑。アカデミー開校の裏にロシア系資金と縁故主義!?
Soccer School Sparks Controversy

Piotr Piatrouski-Shutterstock
<スペイン国内で贈収賄の疑いがかかるサッカーの名門クラブだが、キルギスでも独立系メディアがバルサが関連する腐敗問題を追及している>
8月30日、中央アジアのキルギスで興味深いサッカーの試合が行われた。この地域を代表する往年の名選手が集った「レジェンズ・オブ・アジアXI」と、スペインの名門クラブであるFCバルセロナ(バルサ)の元スター選手でつくる「バルサレジェンズ」が対戦。試合はバルサレジェンズが3-0で勝った。
【ハイライト映像を見る】「レジェンズ・オブ・アジアXI」と「バルサレジェンズ」の試合
会場には、バルサのジョアン・ラポルタ会長の姿もあった。そう、この試合は単なる興行ではない。バルサの少年少女向けサッカースクール「バルサアカデミー」をキルギスに開校するプロジェクトを祝うものだった。
バルサアカデミーは6~18歳に、世界に冠たるバルサのサッカーを教える場。2019年時点の発表によれば、23カ国に49校がある。
キルギスでは8月に南部のジャララバードに開校し、首都ビシュケクでもう1校の建設が進む。ビシュケクのアカデミーには多くのピッチのほか、7階建てのクリニックやホテル、カフェが造られる。
建設費用は約1億1300万ドル。キルギスのサディル・ジャパロフ大統領は国営カバル通信とのインタビューで、「資金は全て民間のもの」と語った。
だが、具体的にどこが資金を提供するのか。腐敗を執拗に追及することで知られる独立系報道機関「クループ」が、この問題を調査した。
それによると、ビシュケクのアカデミーの建設費用の出どころはまだ不明だが、既に完成したジャララバードのアカデミーはスポーツ関連地元企業のジャルグループ・アジア社が営業販売権を取得したという。この資金調達で中心的役割を果たしたのが、ロシア国籍のニコライ・コロボフスキーという人物だった。
超富裕層相手に荒稼ぎ
コロボフスキーはジャルグループ・アジアの共同オーナーであり、もう1人のオーナーの姓はジャパロフの妻と同じだ。コロボフスキーはキルギス国内にいくつかの鉱山と電力会社を保有。原発建設を手がけるロシアの国営企業ロスアトムともパイプがある。
クループがジャララバードのアカデミーについて書いた記事は、8月22日に公開された。するとキルギスの検察当局は、クループのサイト閉鎖に向けて動いた。
ジャパロフもクループを公然と批判している。カバル通信の取材では、クループの「自称ジャーナリストたち」は「キルギス国民にとって有害なだけで、1ミリの利益ももたらしていない」と一蹴。こうした報道はキルギスへの投資を妨げると述べた。
そんな彼は、アカデミーの建設に「国家安全保障委員長の一族や自身の一族が参加」しているとあっさり認めている。
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