独学で学んだ英語を武器に世界に飛び込む、俳優・福士蒼汰の挑戦
A New Chapter Abroad
シーズン1と2に登場し、物語のカギとなるのが天才生物学者のアーサー(ジョン・リンチ)と、医師のマギー。ユウトはアーサーから「みんなに内緒でマギーの行方を捜してほしい」と依頼を受けるため、リンチと掛け合う場面が多かった。
英語で表現できると実感
福士によれば、リンチはアドリブが多く、そのときの感情で芝居をつくっていくタイプ。現場でセリフが変わったりするので、彼のセリフも覚える気持ちで撮影に臨んだ。「ちょっとびくびくしましたが、すごくライブ感が出た。英語でお芝居をリアルにしたという感覚になったのは彼とのシーンでした」
作品を撮り終えて得たもの、そして課題はやはり英語力だ。「英語でのコミュニケーション能力がもっと必要だと思った一方、今回の撮影ですごく伸びたなとも思う。拙くても、英語で自分を表現できると実感できた。それ以外では100%ベストを尽くせたと思うので、充実した日々でした」
5月末で30歳になった福士にとって、この作品に出演できたのは意義深いことだった。
「20代のうちに海外作品に挑戦したかったので、一歩を踏み出せたことは本当に大きい。ただこの作品は第一歩なので、2本目、3本目とちゃんと歩いていけるように力を付けていきたい」
今は中国語を(英語と同じく独学で)勉強しており、そのうち韓国語もやってみたいと話す彼を、新たな海外作品で見る日は近そうだ。