カニエ・ウェスト、誕生日パーティーに「女体盛り」で批判殺到 会場にいた9歳娘の反応も話題に
第92回アカデミー賞パーティーでのカニエ・ウェスト(2020年2月、ロサンゼルス) Danny Moloshok-REUTERS
<ビキニ姿で横たわる女性の身体の上には寿司が...。元マネージャーがインスタグラムに投稿した動画がネットで拡散され、「女性蔑視」と炎上している>
【動画】会場に並ぶ「女体盛り」と、それを見て気持ち悪そうな表情をする娘ノース
お騒がせラッパーのイェことカニエ・ウェストが、6月10日に迎えた46歳の誕生日を「女体盛り」で祝ったことが分かり、物議を醸している。ビキニの上下を身に着けてテーブルの上に横たわる複数の女性の身体の上に寿司が盛りつけられた写真と動画がネットで拡散され、「女性蔑視」と炎上している。
会場には9歳の娘も
差別的発言でSNSのアカウントを凍結されているウェスト自身はパーティーの様子を投稿していないが、参加していたカニエの元マネージャーのジョン・モノポリーが会場で撮影した動画をインスタグラムに投稿。
キャンドルが並べられた薄暗い空間に音楽が鳴り響くクラブのような雰囲気の中で、参加者が寿司を身体の上に載せた状態で横たわる女性を取り囲む様子が映っており、「日本の慣習である"女体盛り"をしていた」などとメディアもセンセーショナルに報じている。
しかもパーティーには、元妻キム・カーダシアンとの間の9歳の娘ノース(編集部注:15日に誕生日を迎えて10歳に)も参加しており、子供もいる場で性的な演出をしたと批判も殺到している。当のノースは、女体盛りを前に舌を出して気持ち悪そうな表情を見せ、寿司を一貫つまんでカニエの再婚相手と噂されるビアンカ・センソリに渡そうとして拒まれる場面が動画にとらえられており、「子供になぜこのような体験をさせるのか」と親としての責任を問う声も出ている。
「日本の伝統」と勘違いする外国人
裸体や水着を着用した女性の身体に寿司や刺身を盛り付ける宴席の饗宴「女体盛り」は、海外では「Body Sushi」の名で知られ、ショーン・コネリー主演の『ライジング・サン』(1993年)などハリウッド映画にステレオタイプの日本描写として登場しており、「日本の伝統」だと勘違いする外国人も多い。
90年代に一世を風靡したドラマの映画版『セックス・アンド・ザ・シティ』(2008年)にもキム・キャトラル演じるサマンサが恋人を喜ばせようと自ら女体盛りするシーンが登場しており、「サマンサはどこ?」「最初にしたのはサマンサだよね」と書き込むユーザーもおり、サマンサネタでも盛り上がっている。
一方で、生魚を扱っていることから「気持ち悪い」「おぞましい」と衛生面を心配する声がある他、「刑務所に入れてほしい」「病的」「彼は終わった」「日に日におかしくなっている」とアンチコメントも多く寄せられている。