中国ネット民、BLACKPINKに「中国ファンに感謝しろ」と噛みつく マカオコンサートめぐり嫌韓で炎上再び
彼らはまた、BLACKPINKのコンサートを訪れた中国の芸能人たちを「ブラックリスト」と呼ぶリストに追加し、彼らが出演した作品に対するボイコット運動まで予告したという。
事態収集に乗り出したが......
中国のネットユーザーたちの集中砲火が続くと、BLACKPINK側は、問題の発端となった「マカニーズ」という単語を地名の「マカオ」に修正した。
ところが、中国の官営メディアまでネット民に加勢し、炎上に油を注ぎだした。環球時報英語版グローバルタイムズは5月31日の夜「BLACKPINKの謝罪にもネットユーザーたちの非難が収まっていない」と報道。また、そのなかで「意図的に中国人という言葉を使わなかった」として、BLACKPINK側への確認すらせずに中国ネット民の主張をそのまま引用報道した。
こうした一連の動きについて韓国メディアは、G7首脳会議、台湾問題などで韓国と中国との外交関係が悪化したのに伴い、嫌韓ムードが再燃し、ネットユーザーまでも影響を受けているのではないかと分析している。
事実、新型コロナウイルスによる渡航制限が解除されたのに伴って、中国での活動を再開しようとしたK-POPアーティストたちのスケジュールが突然キャンセルされる事例が続いている。ジョン・ヨンファ(CNBLUE)は中国のバラエティ番組へ出演するため北京まで行ったものの、出演が取り消された。また女性歌手のヒョナは6月18日、中国武漢で開催される予定の音楽フェスティバルにスペシャルゲストとして出演することが予定されていたが、突然白紙化されたという。
心労でジス倒れる!?
今回の騒動による心労がたたったのかどうかは不明だが、メンバーのジスが新型コロナウイルスに感染、6月3、4日に大阪で行われる日本ツアー京セラドーム公演はジスを除いた3人で行われることとなった。所属事務所のYGエンターテインメントは1日に「ジスは5月30日に軽い風邪の症状があり、自己検査で陰性であることを確認したが、本日、最終的に感染の診断を受けた」と発表している。
3月にBLACKPINKのメンバーとしては最後のソロデビューを果たしたジス。今回のようなトラブルに悩まされることなく、1日も早く元気になってまたワールドツアーに戻ってきたほしいとファンは願っている。