なぜネコ科の動物でライオンだけが群れを作る? メス達の欲求に応えないオスは追放、20秒の交尾を毎日50回1週間も繰り返す
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Jen Watson - shutterstock
群れで暮らし、たくさんのメスを率いるライオンのオスは絶対的王者というイメージがある。しかし生物学者の田島木綿子さんは「実は交尾の主導権はメスにある。オスは一斉に発情するメスたちの要求に応えて1日50回以上の交尾を繰り返すことも。しかし、それを拒否すれば群れから追放されてしまう」という――。
トゲトゲの陰茎で排卵を促すライオンのオス
哺乳類の陰茎は、基本的に「弾性線維型」と「筋海綿体型」の2種類に分けられる。要は線維質が多いか、筋肉と血管が多いかの2つに大別される。
筋海綿体型の陰茎をもつ動物の中には、交尾中にメスの排卵を促すという、さらなるツワモノも存在する。ライオンをはじめとするネコ科の動物である。
ネコ科のオスは、陰茎の表面に「角化乳頭(陰茎棘(きょく))」と呼ばれる無数のトゲ状突起があり、交尾中にこのトゲでメスの膣粘膜を刺激し、排卵を誘発する(交尾排卵)。
これもまた、確実に自分の子孫を残そうとする戦略の一つである。
ライオンは、アフリカのサバンナや草原、インドの森林保護区に生息する大型ネコ科動物である。ネコ科動物は一般に、体格や体形に雌雄差がそれほど見られないが、ライオンではオスの体長が170~250センチメートル、体重150~200キログラムなのに対し、メスの体長は140~175センチメートル、体重120~180キログラムで、雌雄にかなりの体格差がある。加えて、オスには"百獣の王"とうたわれる所以(ゆえん)でもある「たてがみ」が生えているのが大きな特徴である。
性ホルモンの分泌が多いオスほど、たてがみが黒くなる
たてがみは、メスへのアプローチやオスの象徴、さらにはオス同士の威嚇など重要な役割を担っている。
性ホルモンの一つ、テストステロンの分泌が多いオスほど、たてがみの色がより黒くなる傾向にあり、立派なたてがみの条件は毛量よりも色の濃さにあるという説もある。
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