NewJeansやIVEが台頭するKポップ...TWICEの第2章が始まった
The Return of TWICE
メンバー9人はコロナ禍を経て、ファンとの再会を楽しみにしている。後列左から時計回りにナヨン、ジョンヨン、ダヒョン、ツウィ、サナ、モモ、ジヒョ、ミナ、チェヨン COURTESY OF TWICE
<新アルバム『READY TO BE』で世界市場に本格進出を図る、大人気女性Kポップグループの大いなる意気込み>
女性KポップグループのTWICE(トゥワイス)が世界の舞台に戻ってくる。コロナ禍で思うように活動ができなかったが、3月にリリースされたミニアルバムを引っ提げた大規模ツアーも予定している。
韓国の大手芸能事務所JYPエンターテインメントのオーディション番組で選ばれたメンバーを中心に、2015年にデビュー。シングル「CHEER UP」などが世界的なヒットとなり、これまでにスタジオアルバム7枚とミニアルバム12枚を発表してきた。韓国では「国民的ガールズグループ」として親しまれる。
3月10日にリリースされた『READY TO BE』は、アップビートなポップアルバムで、全7曲のうち2曲を英語で歌っている。4月中旬からは世界ツアーもスタートさせ、韓国、日本、オーストラリア公演の後、6〜7月に北米を回る予定だ。
既に大スターの地位を確立しているナヨン、ジョンヨン、モモ、サナ、ジヒョ、ミナ、ダヒョン、チェヨン、ツウィの9人組だが、これまでとは違う形でファンとつながり、驚きを与えたいという。
前回のツアーがコロナ禍で中断を余儀なくされただけに、再びファンの前で全力でパフォーマンスができることに興奮していると、メンバーは口々に語った。
「新しいアルバムを出したらファンの前で披露するのが当たり前だと、ずっと思っていた」と、ジョンヨンは語る。「でも、コロナ禍でそれが当たり前ではないことを知った。ファンがどんなに大切な存在か実感した」
サナも、コロナ禍のために観客なしでの新曲発表やテレビ出演をこなすのは難しかったと振り返る。「音楽番組の事前収録をよくやったが、観客は入れなかった。昔はすごく大変なときも、ファンがいてくれたからできた。だからコロナ禍でファンに会えないことが本当につらかった」
20年ツアーは打ち切りに
TWICEの20年の世界ツアー「Twicelights」は、コロナ禍のために途中で打ち切られた。その次の世界ツアー「III」は実現はしたものの、歓声禁止という制約の中で行われた。「でも今回は違う。ファンの歓声を支えに公演ができる久しぶりのツアーだ。本当にワクワクしている」と、チェヨンは言う。
TWICEのファンたちは「ONCE(ワンス)」と呼ばれるが、彼らと新しい思い出を作りたいとメンバーは意気込んでいる。ナヨンは、「ファンのために、コロナ禍で失われた歳月の埋め合わせをするのが楽しみだ」と語る。