NewJeansやIVEが台頭するKポップ...TWICEの第2章が始まった
The Return of TWICE
『READY TO BE』はその先駆けとなった。先行シングル「MOONLIGHT SUNRISE」の歌詞は全て英語。「GOT THE THRILLS」「BLAME IT ON ME」「CRAZY STUPID LOVE」「WALLFLOWER」は韓国語で、「SET ME FREE」は英語版と韓国語版の両方を収録した。
TWICEにとって初の英語曲は21年の「The Feels」だった。「『The Feels』はファンの反応がとてもよかったからまた英語曲を発表したかった。それに『MOONLIGHT SUNRISE』は、英語のほうが合っているような気がする」と、ナヨンは語る。
「SET ME FREE」を英語と韓国語でレコーディングしたことで、よりユニバーサルな魅力のある曲に仕上がったとジヒョは語る。「もっと世界中のファンに曲を届けたい。この曲はその試み。韓国語でも英語でも言いたいことが伝わるよう努力した」
「SET ME FREE」は「パワフルでグルービーなベースライン」を持つ「とてもプログレッシブな曲」だとダヒョンは言う。そのミュージックビデオ(MV)は、グループとして「パンチがあるクールなパフォーマンス」にしなければならなかったと語る。
「MVは、私たちがいかに自分の殻を破り、型にはまらず、自由を強く求めているかをストーリー仕立てで表現している」と言う。「ファンは、ばっちりメークしたゴージャスな私たちの顔を見慣れていると思うが、このMVでは私たちはノーメークで、自由であることを表現している」
苦しかったMV制作
だが、新しい試みを形にするのは容易ではなかったと、ミナは言う。「レコーディングが一番大変だった。自分の感情を表現するのが難しくて、プロデューサーに何度もやり直しを命じられた。担当パートを歌ったら、もう少しセクシーな雰囲気を出してとプロデューサーから指示された」と彼女は振り返る。「でも、そのパートはとても低音だったので、音程を取りつつ、セクシーな感じに仕上げるのは本当に難しかった」
チェヨンにとって「SET ME FREE」で最も大変だったのは、MVの制作だった。「屋外でグループで踊るシーンがあった。だけど撮影当日は雨で、すごく寒くて。それが本当につらかった」
一方、ツウィにとっては、撮影はワクワクする体験だった。「屋外でMVを撮影するのは久しぶりだった。大変だけど楽しくて、すごくいい仕上がりになった」
ボーカルも務めるツウィは「このアルバムの曲が大好き。ファンも気に入ってくれることを願っている」と言う。
ONCEにも、自分たちと同じくらい最新作を好きになってほしいと、ジヒョは話す。「できるだけ幅広いジャンルをカバーした。楽しく聴いてもらえる作品になっていると思う。ダヒョンが歌詞を書いた曲も2つあるから、それも楽しみにしてほしい」